中国 西安 現地ツアー
華清池
西安の華清池は、中国の三大美人楊貴妃と唐の玄宗皇帝の恋物語の舞台で知られる離宮です。ここでは3千年前に近くの火山が爆発して、その時に温泉が発見されました。それ以降歴代の皇帝がこの地を、温泉の湧く観光地として開発しました。
楊貴妃が生きていたのは西暦719~756年ですから、その頃はすでに温泉施設が整っていました。施設には、蓮花湯、海棠湯、星辰湯などの温泉風呂が作られ、楊貴妃は海棠湯を主に利用していました。現在、お風呂は復元され、御湯遺跡博物館として一般に公開されています。
大雁塔文化休闲景区
大雁塔は、慈恩寺の境内に建てられ、高さが64.1mあり、7階のレンガ造りになっています。この塔が建てられたのは、慈恩寺の高僧でインドに巡礼に行っていた玄奘三蔵が、645年にインドから持ち帰った仏教の経典を奉納する場所として建てられたのが理由です。
玄奘三蔵は、「西遊記」の三蔵法師のことで、かなりの秀才だったそう。翻訳も得意だったので、当時の皇帝2代目太宗の命令で、インド語で書かれた経典を中国語に訳しました。翻訳は20年もかかり、できあがったのは玄奘三蔵が亡くなる少し前でした。
大雁塔の周りはこれまで様々な開発が行われ、「風景区」と呼ばれるように一つの観光エリアになっています。近くには繁華街もでき、観光客で賑わっていますよ。