中国 西安 現地ツアー
イスラム教徒地区
西安の市街地の中心から100mの所にあるイスラム教徒地区は西安のユニークな観光スポットとして人気を集めています。西安はシルクロードの出発点だったので、西側の異文化がたくさん入ってきました。その一つがイスラム教だったんです。現在、この地区の周辺には、約5万人のイスラム教信者が住んでいて、モスクと呼ばれるイスラムの寺院が10院もあります。それなのに、同じ地域に中国の城隍廟もあるんです。城隍廟というのは、その地域にある城を守る神様を祀るところで、西安の城隍廟は中国の「三大都城隍廟」の一つに数えられています。
また、ここにある「美食街」では2つの文化を同時に味わうことができ観光客に人気です。特に有名なのが、イスラムの「羊の肉」と中国の「肉まん」を合わせた羊の肉まんです。イスラム教徒地区を観光するときはぜひ食べてみてください!
西安のモスク清真大寺
さきほど紹介したようにこの地区にはイスラム教の寺院が10あります。その中心となっているのが清真大寺です。清真大寺は、西安市街地の鼓楼のすぐ近くの化覚巷にあるため、化覚巷清真大寺とも呼ばれています。また、西安の大学習巷の東側にあるため、東大寺という別名もあります。
清真大寺には院が4つあり、第4院は礼拝大殿と呼ばれ、毎日5回礼拝に訪れる約千人の信者を収容する場所になっています。そのため礼拝大殿はかなり大きく1300㎡あります。礼拝堂の壁には唐草模様などの伝統的なイスラム芸術があしらってあり、またアラビア文字もたくさん見られます。中国という異文化の中にあるもう一つの異文化で、コスモポリタンの西安らしい観光スポットだと言えます。